日帰り手術

当院では患者さんの病態に応じて、以下のような様々な日帰り手術を行っております。
手術の適応やメリット、デメリットについてご説明し、納得されたうえで施行いたします。
※ 現時点におきましては中止しております。

【アレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介手術(炭酸ガス(CO2)レーザー)】
下鼻甲介という鼻の中の粘膜に対し、その表面にレーザーを照射することにより粘膜を変性させ、アレルギー反応を抑えます。
鼻水や鼻づまり・くしゃみといった症状を緩和し、特に鼻づまりに対して有効とされています。
治療中の痛みはほとんどなく、治療時間は両側で約10分程度です。
効果はアレルギーの体質によりますが、およそ半年から2年程度です。
ご希望のある方は先ずご相談ください。
手術の適応や起こりうるリスクなどをご説明し、納得されたうえで施行いたします。
基本的に一度外来を受診していただき、診察・検査をし、手術を予約します。
当院では内視鏡を併用し、下鼻甲介に広範囲に照射することにより、更に手術効果を高めるように施行いたします。
保険適応で、手術自体の費用は3割負担の方で約9000円程度です。
スギ花粉症に対してのレーザー手術は、10月から12月に施行します。

<炭酸ガス(CO2)レーザーの特徴、適応>
・他の種類のレーザーや手術法と比べて、痛み・出血が少ない。
・短時間で済む。
・鼻処置ができる小児であれば、小児でも施行可能(原則中学生以上が対象)。
<炭酸ガス(CO2)レーザーの適応>
・他の治療に抵抗する難治性の方
・十分な通院や内服治療ができない方
・毎年の花粉症の時期を少しでも快適に過ごしたい方
・ダニ、ハウスダストの通年性アレルギーの方で内服薬剤を減量、中止したい方
・妊娠を希望されている方
・薬の治療が制限される妊婦の方(担当の産婦人科医と要相談)
・どの薬剤でも眠気などの副作用が出現する方 など
鼻術前
術前

 

 

 

 

 

鼻術後
術後

 

 

 

 

 

【アレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介手術(高周波電気凝固)】
下鼻甲介という鼻の中の粘膜に対し、電気凝固をすることにより粘膜を変性させ、アレルギー反応を抑えます。
鼻水や鼻づまり・くしゃみといった症状を緩和し、特に鼻づまりに対して有効とされています。

【アレルギー性鼻炎・慢性肥厚性鼻炎に対する下鼻甲介手術(鼻甲介切除術・粘膜下下鼻甲介骨切除術)】
高度の下鼻甲介の腫脹がある方に対し行います。
特に鼻づまりに対して有効とされています。
鼻甲介切除術では下鼻甲介の粘膜を一部切除し、粘膜下下鼻甲介骨切除術では、粘膜は切除せず下鼻甲介の骨だけを除去します。
重度の方は、両者を併用することもあります。
一般的には、入院手術の適応となります。

【鼻中隔矯正術】
左右の鼻の穴を隔てる壁である鼻中隔が曲がっている状態、鼻中隔彎曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)の方に行う手術です。
鼻中隔彎曲による鼻づまりの方はお薬では治せず、この手術の適応となります。
一般的には、入院手術の適応となります。

【鼻茸摘出術】
鼻のポリープを摘出する手術です。

【鼓膜切開術】
急性中耳炎や滲出性中耳炎に対し、鼓膜を切開することにより、痛み・難聴などの症状を改善します。

【鼓膜チューブ挿入術】
主に滲出性中耳炎に対しチューブを挿入する手術です。

【鼓膜穿孔閉鎖術】
外傷性鼓膜穿孔(外傷で生じた鼓膜の穴)や慢性中耳炎で鼓膜に穴がある場合、その穴をキチン膜(創傷被覆材)で閉鎖させる手術です。放置すると感染して耳漏が出て、場合によっては治りづらい難聴が発生したり、めまいが起きたりすることもあります。

【扁桃周囲膿瘍切開術】
扁桃周囲膿瘍は感冒症状、扁桃炎症状に続いて高熱、著しい咽頭痛、嚥下時痛、開口障害を生じます。これらの症状のために経口摂取が困難となり、脱水や全身状態の悪化を来します。これらの症状を改善させるための手術です。

【いびき・無呼吸に対する手術】
喉の手術や鼻の手術を、患者さんの個々の状態にあわせて手術いたします。

【傷の縫合】 等